善き運転者を尊敬の眼差しで見送った ツーリング
2021年 10月24日
静岡県 伊豆半島の西伊豆方面へツーリングに行きました。
二週間近く前の事ですが、もう一台のスクーターを
かなり久しぶりに引っ張り出してのツーリングとなりました。
とっくに陽も暮れた頃
人影も疎らな、いつもの港に到着。
少し肌寒くも、風は無く穏やか。
目先に眺める、暗い水面で漂う一羽の海鳥が、ぼんやり映る。
ここでの定例である、アローン茶会を開催しながら
出されれば会釈で返し、自分から出す事は無いヤエーを練習してみました。
しかし、才能がない事が判ったので、諦めました。
(才能って・・・)
それでも甘栗と塩ポテチは、いつものように美味しかった。
ニュースに出ていた情報なんですが
先月の29日、カルビーが、ポテトチップス17商品に
7~10%の値上がりが想定される。 と発表していました。
まったくガソリンと言い、僕のツーリングがジワジワと・・・
(そんなん言うほど、いつも掛かってへんやろ)
仕様の違う同車種を2台所有していますが
今回は、写真のターマック スポーツ メインの方です。
灯火類は、夜間のワインディング走行に合わせてカスタマイズしています。
今回訪れたこの港は、峠を下った真下の地域にあるんですが
その峠への上り路で、走行中の出来事。
暗闇で、前も後ろも対向にも他車は無く、微爆走中。
登りの長い直線で、ずっと後ろから一つのヘッドライトが接近して来た。
しかし間を空け、様子を伺っているようでもあった。
ミラーに小さく映る、丸型ハロゲンライトとウインカーポジションを確認し
僕は左ウインカーを点灯、減速し左に寄りながら進路を譲る。
彼は、そのまま後方からスゥーっと抜きながら、サッと左手を上げ
ヘッドライトに映る左コーナーに向かって、更に加速して行った。
「スマートなバイク乗りだな」と、彼に想う。
こんなシチュエーションの道で、前走車に追い付きそうなら
パワー任せで一気に追い越して行きそうなもんだが
相手を伺って、ちゃんと挨拶までしていったからだ。
暗闇で見えなかっただろうけど、僕も右手を上げて挨拶を返した。
「彼は、こんな時間に合わせて伊豆半島へ走りに来た
僕の様な好き者なのか?」
「そんな事無いか。半島より西側の地域へ帰りの道中か。」
「にしては、遠回り過ぎでマニアックルートだ。 やはり・・・」
そんな事も妄想しつつの茶会をお開きして、再スタート。
静岡県から神奈川県をまたぐ、箱根の山々を越えて
21時半頃、無事帰宅。
先ほど話に出て来たバイク乗りの様な運転者は
2輪4輪問わず、時々遭遇するのですが
やはり同志を感じる者同士の挨拶は、格別の良さがありますね。
ちなみに当日、箱根の峠から下りを単独走行中
後ろから来た4輪スポーツカーも、十分に車間を空けてくれて
タイミングで譲れば、ハザードを出してからブッ飛んで行きました。
僕も運転中は、余裕を取って相手を伺う、意思疎通の表示や
お礼など能動的にしますが
でもこれ、結局は自身の安全の為でもあるんですよね。
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ここからは、おまけ的な別の話です。
この写真は先々月 9月19日 静岡県の伊豆スカイライン
滝知山駐車場で撮りました。
偶然だったんですが、通り過ぎる車のヘッド/テールライトだけが
残光してカッコ良く、アニメの『AKIRA』みたいな。
ヘッドライトの車は、写真左から照らしている通過前。
テールランプの車は、写真奥から左へ通過して行った。 だったと思う。
カメラをベンチに置き、露光時間8秒、自動シャッター10秒でした。
僕のカメラの自動シャッターは、2秒と10秒のみ設定ですが
暗所のフラッシュ無し撮影では、カメラを固定しても2秒だとブレが出ます。
参考までに。